« 小学校教科書「協力する社会」  「捕鯨砲」に触れて | メイン | 錨、錨鎖  把駐力 数理 呆け防止に »

2018年7月30日 (月)

水平線までどの位あるの?

2018年07月30日

 ブログを暫く休んでいたのは、色々考える事が在ったからです。 戦艦「大和」について少し調べていると、大和の主砲は、40km超の射程距離を持っておりますが、その様な先まで「見えない」だろう? 等の議論に出くわした次第で、昔を懐かしんで考えてみました。

Photo_2

と考えたのです。  しかし、人間が肉眼でみる「光学的視水平線」は簡単に延べたように 2.07√H(眼高) としますと、戦艦大和の観測所が、30mとすると、人間の眼の高さ(眼高)を加えると 2.07√31.5 となり 水平線までの距離=2.07√31.5=11.62✕1.852≒21.5km となります。ここで、相手の船を考えると、大和より小型として、眼高までの高さを20mとしても、マストの高さが、数メートルあるとすれば、2.07(√31.5+√25)=2.07✕10.61✕1.852≒40.7km となり、40kmの先まで見える計算になります。最も、観測者の視力、その時の気象条件に左右されはしますが・・・。

 東北・太平洋岸に「金華山」がありますが、この山の高さは445m程あり、眼高までの高さ10m の船でも 2.07(√445 + √10)=2.07✕24.25✕1.852≒93km 先から見える計算になります。実際に、私もこの距離程度から視認致しました。 外洋から日本に向けて航海する船は、時折この金華山に向けて自船の位置を確認(ランドフォールlandfall)して沿岸航海に入ります。

コメント

コメントを投稿